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引退の挨拶

  • 執筆者の写真: kanoyasailingteam
    kanoyasailingteam
  • 2020年11月13日
  • 読了時間: 4分

こんばんは。


470リーダーを務めておりました。

石田千尋です。


本ブログを持ちまして引退の挨拶とさせていただきます。


鹿屋体育大学に入学しヨット部に入ってから今まで色んな出来事があり、この経験の中で今まで味わったことのない様々な思いや気持ちの変化を感じました。


高校時代何も考えずにヨットに乗っていた私が、ヨットのことを何もかも分かっていない状態で鹿屋体育大学に入学しヨット部に入り、そこから私の学生ヨット生活が始まりました。入学したら470クルーになり、拓海さんと乗らせていただく日々の練習で毎回たくさん叱られ、和也さんには470クルーの乗り方やトレーニングの仕方、鹿屋での学校生活の過ごし方までも教えていただきました。そういった先輩方の教えもあったからこそ同期のメナードと1年ペアでインカレ個人戦に出場するという貴重な経験が出来てとても嬉しかったし良かったと思っています。

1年生のインカレが終わり、オフシーズンに入ると腕を骨折してヨットに乗れない時期があり、4年生が引退して新しいチームで動き出そうとしている時にチームに迷惑をかけてしまいました。申し訳ないと思いつつ1年間ヨットに乗り続けてきた私にとっては初めてラバーボートなどで客観的に練習を見ることができ、必死に練習しているチームメイトを見て自分も負けていられないという気持ちになりました。

 2年生では朱里さんと470級1艇で活動しました。インカレ個人戦に向けての活動で自分なりの努力をしてきたつもりでしたが自分の実力が足りなく予選で負けてしまい悔しい思いをしました。その後は朱里さんと北林で470に乗り女子インに出場することだったので、ここまで1年と少しの間に身についた私の技術を470に一切乗ったことがない北林にできるだけ伝えて、大会までの1カ月の間本気でサポートした結果、3位という結果を残してくれて、連絡がきたときは自分のことのように本当に嬉しかったです。

 3年生では初めてチームをまとめる立場になり、先輩に技術を教えてもらいながらとにかくがむしゃらに自分の技術を上げていくという練習スタイルから470に乗ったことがない後輩に教えながら練習をしていくという今までとは180度違った練習スタイルになり、そこのギャップでまず苦しみました。個人戦の期間に拳太郎と西宮に武者修行にも行きましたがインカレまでにチームとしての成熟も足りず、惨敗してしまったことが自分の力の無さを痛感し悔しかったです。

 4年生になった今年、新型コロナウイルスの影響で2カ月間部活動自粛になったり、九州南部記録的大雨によりセンターまでの道が土砂崩れで通行禁止になったりと様々な事がありました。しかしチームは全日本インカレは必ず開催されると信じて練習に取り組みました。インカレ団体戦予選は無事開催されて良かったのですが、最終的に私が足を引っ張る形で負けてしまったのがリーダーとしてチームに申し訳なかったと思っています。インカレ予選が終わり私は選手を引退したのですが、同期がスナイプチームのインカレにサポートとして来てほしいと言ってくれて、こんな私のサポートを必要としてくれてとてもありがたいことだと感じ、インカレまでの1か月間は選手がレースしやすいようにどうサポートをすればいいか、選手がリラックスしてレースに挑めるようにどういう雰囲気を作ればよいかなどを真剣に考えました。インカレ本番ではサポート4人の連携が完璧に取れており、選手がレースに集中できるような環境を作れていたのではないかなと感じています。とは言ってもヨットに乗って良い順位を取って結果3位という結果を出したのはスナイプチームの日頃の練習の成果と本番に負けない気持ちの強さがあったからだと思います。戦った選手のみんなには心からリスペクトしていますし、サポートの立場だった私もとても嬉しかったです。


思い出話が長くなりましたが、私はこのヨット部での4年間での経験とそれに伴いついてきた感情や思いはこれから大学を卒業してどのような方向に向かって生きようと忘れることはないし自分の人生の中での大きな財産になるものだと思います。そこで後輩やこれから鹿屋に入ってくる子達に伝えたいのは本気でチャレンジした事は結果がどうあれ自分の経験という財産になるということです。私の4年間はほとんどずっと悔しい思いをし続けてきましたがそれが多ければ多いほど勝った時の喜びが大きい。そういう経験ができたのもヨット部で活動してきたおかげだと思いました。


最後に、日頃から応援やご支援をしてくださっているOB.OGの皆様、今までヨット部の活動を支えて下さったセンター職員の皆様、これまで熱い指導をしてくださった榮樂先生、困ったときに相談に乗ってくれる家族、今まで一緒に活動してきた先輩、後輩、同期、本当に今までありがとうございました。たくさんの人が支えてくれたからこそ私の人生の大きな4年間になったと感じています。


これからはOBとして鹿屋ヨット部の

活動を応援していきたいと思います。


本当に4年間ありがとうございました。





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