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引退挨拶①

  • 執筆者の写真: kanoyasailingteam
    kanoyasailingteam
  • 3 時間前
  • 読了時間: 3分

お世話になっております。

鹿屋体育大学ヨット部 36代主将の中鉢賢匠です。


このたび、私たち36代の活動が一区切りとなり、4年間の部活動を終えるにあたり、これまでお力添えをいただいた多くの皆さまへ感謝の気持ちをお伝えしたく、ご挨拶申し上げます。


私はこの4年間で、470級・スナイプ級の両クラスを経験させていただきました。競技環境に恵まれ、多くの気づきや成長の機会を得られたのは、常に温かく見守り、支えてくださったOB・OGの先輩方、榮樂先生をはじめとする指導者の皆さま、大会関係者の皆さま、遠方から応援してくださった方々のおかげにほかなりません。


今年度は部員数が限られ、両クラスの編成が難しい状況の中、スナイプ級に焦点を絞り"九州1位"を目標に掲げました。しかし、私は長く470級に取り組んできたこともあり、スナイプ級の技術指導や後輩のサポートが十分にできず、主将として力不足を痛感する場面も多くありました。


春休み期間には、これまでにないほど多くのミーティングを行い、部員一人ひとりの意見に耳を傾けながら、チームとしての形を少しずつ模索しました。しかし、代替わり後初めての大会では思うような結果を出すことができず、チームを十分にまとめきれなかったことを強く実感しました。


4月以降の大会シーズンでは、西日本インカレや個人戦予選をはじめ、多くのレースに臨みました。しかし、主将としてチーム全体の技術や意識を思うように引き上げられず、何度も自分の力の無さを痛感しました。それでも、課題点を共有しながら練習を重ねていく中で、最も重要だと感じたのは「全員のモチベーションをどう高めるか」という点でした。


海に出て練習を積み重ねることこそが競技の根幹であり、部員のモチベーション次第でチーム全体の空気は大きく変わっていきます。人数の少ないチームでは、特に一人の気持ちが全体に影響しやすく、その難しさを強く感じた一年でもありました。しかし、九州インカレ前の練習では、全員が声を掛け合い、同じ方向を向いて取り組む姿が見られ、初めて"チームがひとつになる瞬間"を感じることができました。時間はかかりましたが、その経験は私にとって何よりの財産です。


4年生が私一人という状況の中、不安を感じることもありましたが、それ以上に後輩や同期がさまざまな場面で支えてくれました。ともに悩み、意見を出し合い、時に厳しい話も交わしながら、少しずつチームとして前へ進むことができたのは、部員全員の力があってこそだと感じています。


結果として、全日本インカレへ進むことはできず、36代としての挑戦はここで幕を閉じました。しかし、今年一年で見つけた課題や改善点、そして部員同士が支え合いながら築いたチームの土台は、必ず次の代へと引き継がれていくと信じています。4年生が私一人であった分、後輩たちが自ら考え、協力し合いながら動いてくれたことで、次の代でも迷うことなくチームが前へ進めるだけの力が備わっていると感じています。


今後とも、鹿屋体育大学ヨット部への温かいご支援、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。


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